Support for Embedded Linux/ja
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組み込み Linux のサポート
組み込み Linux での Qt
Qt 組み込み Linux 上で動作する機器向けのアプリケーションおよび UI 開発フレームワークとして非常に定評があります。Qt で使用することにより、少ないメモリ消費量で素晴らしいユーザーエクスペリエンスの機器やアプリケーションを開発することができます。
Qt は、Linux が動作する環境であればどこでも実行できます。Qt の直観的な API を利用することで、少ないコードで多くの機能を実現できるため、開発期間の短縮につながります。共通のソースコードを使用し、サポートされている様々なバージョンの組み込み Linux 向けにビルドしてください。
組み込み Linux ではじめよう
- サポートしている Linux プラットフォーム [doc.qt.nokia.com] – Qt は Linuxプラットフォームを幅広くサポートしています。
- Qt を組み込み Linux で動かすために必要なもの [doc.qt.nokia.com] – Qt を組み込み Linux で Qt をビルドするために必要なものの情報です。
- Qt を組み込み Linux へインストール [doc.qt.nokia.com] – Qt を組み込み Linux でビルドする方法です。
- プラットフォームおよびコンパイラノート [doc.qt.nokia.com] – Embedded Linux – Platform specific notes.
- はじめよう [doc.qt.nokia.com]
組み込み Linux での開発の主な特徴
WebKit などの Qt に含まれる全てのクラスライブラリとツールに加え、組み込み Linux 向けの Qt では組み込み開発に特化した機能を提供しています。
コンパクトで効率的なウィンドウシステム (QWS)
Qt は組み込み Linux 機器での標準 API を使用しています。また、コンパクトな独自のウィンドウシステムを備えています。Qt ベースのアプリケーションは Linux フレームバッファに直接書き込みを行うため、X11 は不要です。
仮想フレームバッファ (QVFb)
組み込み Linux 向けの Qt には、物理的な機器のディスプレイにピクセル単位で一対一に対応した仮想フレームバッファが用意されています。これにより開発者はデスクトップ上で端末のディスプレイのサイズや色深度をシミュレートしたフレームバッファを使用したテストが可能になります。
プロセス間通信 (IPC)
プロセス間通信により、複数のアプリケーションが連携する高度なユーザエクスペリエンスの提供が可能になります。チャンネルとメッセージという2つのコンセプトでこのプロセス間通信の仕組みは成り立っています。
フォント形式が拡張されています
組み込み Linux 向けの Qt では、TrueType、Postscript Type1、QPF などの様々な形式のフォントをサポートしています。また、Unicode のサポートも拡張されていて、ビルド時のデータ抽出や実行時のアップデートが自動的に行われます。
独自形式のフォントをサポートするためのプラグイン機能も用意されていて、実行時に新しいフォントエンジンを簡単に追加できます。アプリケーション間のフォント共有機能を利用すると、メモリの利用効率を高めることができます。
組み込み Linux 向けの Qt で作られたアプリケーションは Windows CE などの Qt がサポートするプラットフォームへ簡単に移植することができます。
詳細は Qt のドキュメント [doc.qt.nokia.com] をご覧ください。